2017年10月9日月曜日

イタリア展 2017 ③

イタリアの名産品のひとつに「オリーブオイル」があります。
このイタリア展でも多くのお店がオリーブオイルを扱っており、どれも高品質なものばかりでした。

昨年のイタリア展で、生産者として店頭でプロモーションをしていた、愉快なシチリア人のアルベルトさん。また会えるかと探してみましたが、今年はさすがに来日しておらず。しかしアルベルトさんのオリーブオイルを取り扱うお店は出店しており(光が丘興産)、販売担当の親切な女性も流暢なイタリア語で説明してくださり、今年もアルベルトさんのオリーブオイルを堪能できました。

このイタリア展の醍醐味は「試食」。どこのお店も試食用のサンプルを取り揃え、味見により、味の違いを楽しむことができます。

試食の末、子供と夫が気に入った樹齢500年のオリーブオイルに決定しました。

これが樹齢500年のオリーブの木(店頭に置いてあった写真より)。

アルベルトさんの生産現場(店頭に置いてあった写真より)。

一般的にオリーブオイルの収穫期は毎年秋のため、新オリーブとして10月~11月に発売されたオリーブオイルは、摘み立ての匂いを強く感じます。
この樹齢500年のオイル、おそらく昨年の秋に収穫して搾油したオリーブオイルと思われますが、摘み立ての香りがとっても強いので驚きました。さすが500年です!



次は神戸の輸入食材屋 ポルコバッチョ が販売している、ボナイユート(Bonajuto)社の「古代チョコレート」。シチリアのモディカで最古のチョコレート工場を有する会社です。
販売されていた男性、チョコレートに詳しく、やはりイタリア語も流暢で、様々なチョコの試食を楽しめました。


シチリアのボナイユート本店の写真(店頭に置いてあった写真より)。


今年は2つ、シナモンフレーバーのカカオ50%(赤い箱)とカカオ80%(白い箱)を購入。
50%でもけっこう苦みがあり、味はチョコと砂糖の甘味のみで、まさにチョコレートそのものを味わえます。さすが古代のチョコ!?
80%のチョコは、カカオのおいしい苦みを存分に味わえました。


せっかくなので、昨年同店にて購入したカラスミのチョコの写真もアップ。チョコとカラスミのミックス、不思議な味でした。


カカオはスペイン王国がアステカ帝国から持ち込んだ産品。
シチリアは当時スペイン王国の支配下のあり、そのためモディカの町はスペイン人により、イタリアでいち早くカカオがもたらされました。モディカがイタリア南部のシチリアにありながらチョコで有名なのは、こういった歴史からのようです。


イタリア展 2017 ②

フードコートにあった「カンノーロ」。シチリアの郷土菓子。
シチリアのリコッタチーズで作ったクリームが絶品!
たぶん、日本にはまだ広まっていないイタリアの味のひとつかな。
と思ったら、やはり案内に「シチリア直輸入」の羊乳のリコッタチーズのクリーム、と書かれてました。

大阪のレストラン「ラ クチーナ イタリアーナ ウエキ」 がシチリアの有名なシェフ チッチョ氏をお招きして出店。


伊勢丹新宿本館で毎年催されるこのイタリア展は、イタリア料理や食材のプロモーションのために、イタリアからキーパーソンをお招きしているお店があります。すごい力の入れようで、ただのイタリアフード物産展ではありません。小さな国際見本市のようでもあります。

カンノーロ。イタリアではシチリアに限らず、ピサやフィレンツェのお菓子屋さんでも売られておりますが、やはり本場シチリアのカンノーロは別格。若い頃にシチリアを旅行した際、これが本場のカンノーロ、として味わった記憶があります。
あの時は、まさか20年後に日本で本場のカンノーロに出会うとは、考えもしなかったですけどね。
懐かしい再会でした!


追記:2017年8月30日にオープンした、東京駅地下1階(改札外)「グランスタ丸の内」のイタリアンフードマーケット EATALY(イータリー でもカンノーロは取り扱っている人気メニューのようですね。今度行ってみます!

2017年10月5日木曜日

イタリア展 2017 ①

10月1日、日曜日に伊勢丹新宿店本館のイタリア展に行ってきました。9月26日~10月1日までのイタリアウィーク、最終日です。

このイタリア展、本物志向のイタリア食品がたくさん揃ってるんで、毎年チェックにのぞいてます。そして出店者の方々のイタリア食材に対する強い情熱、イタリア人としてとっても嬉しく感じ、いつも大きなエネルギーをいただいてます。

今年はついに、私の勤務先べリタリアの母体、ベラヴィータがいよいよこのイタリア展に出店したのです!それも2店も!!

一店目はバール ナプレ (BAR NAPULE)。
有名なピッツェリア「ナプレ」のバールです!

フォカッチャを用意。

オーガニック生ハム。

もう一店はビオロジコ(BIOLOGICO)。オーガニック食品を販売してました。

アルタムーラ産の有機デュラムセモリナ粉カメマ(CA.ME.MA)。

長靴のかかとの部分に位置するプーリア州のアルタムーラ村(ALTAMURA)。
パンの村と呼ばれるほど小麦粉の有名な産地で、ベラヴィータが経営するレストランは、オーガニックの小麦粉やセモリナ粉をアルタムーラより直輸入して使用してます。

自家製タラッリ(TARALLI)。アルタムーラの有機小麦粉を使用。
食べ出すと止まらなくなります・・・

今回のイタリア展で小麦粉を販売しているのはビオロジコだけ(だったような)。小麦粉はイタリア料理の基本中の基本、パンやパスタは小麦粉からできてます。

一般のイタリア人は、パンやパスタを毎日小麦粉から作ってるわけではありません。通常は販売されているものを購入します。だけどパン屋や中小メーカーのパスタの包装材には、たいてい小麦粉の産地が記載されてます。それだけ産地は重要です。日本でお米の袋に産地が記載されているのと同じような感じだと思います。

実際、小麦粉の扱いは難しいです。美味しいパンやパスタを作るには技が必要で、またその小麦粉の長所を感じるには経験が必要です。だから今回、小麦粉を商品として取り扱っているビオロジコに対し、イタリア料理のベースの部分に触れてもらいたいとの熱意が感じられ、とっても嬉しくなりました。

あともう一つ、とっても大切なこと。小麦粉から扱うと、素材の安全性も実感できます!

Ah、さらにもう一つ、大事な情報が!
小麦粉の扱い方、パンやパスタの作り方は、ぜひべリタリアのイタリア料理教室で!!



イタリア展については次回も述べますね。












2017年9月24日日曜日

アリタリア 新型B777

今年、アリタリア航空に乗って驚いたことがあります。
なんと、座席のモニターがタッチパネル式になってました! 画面も大きくなってます。

こちらが今までのアリタリア。ビデオゲームと同じようなコントローラーで操作するタイプ。

尚、後から別便で到着した夫の便は旧式モニターだったとのこと。
全部新型に入れ替わったわけではなく、今も新型ボーイング777と旧型が交互に運行しているようです。

照明もリラックスできる感じでオシャレになってました(上部収納棚を閉じる前に撮影)。

旧型B777の天井。


ローマまでのながーい飛行時間、新型モニターは見やすくて、とってもありがたかったです。

5月以降、イタリア政府の特別管理により運営しているアリタリア航空。10月16日が支援企業による買収提案の締め切りのようです。

私の故郷はピサ。帰省の際はローマでピサ行きに乗り換えます。アリタリアでも乗り継ぎ便なわけですから、欧州の他の国の航空会社を利用してもトータルの所要時間はたいして変わりません(違うかも・・・)。
だけど私はアリタリアに存続してほしいです。アリタリアの飛行機に搭乗した途端、イタリアにいる気がしてホッとします。海外在住のイタリア人特有の心境かもしれません。
支援企業が現れ、今後こそ再建することを願ってます。せっかくタッチパネルのモニターになったことですしね。

Volare oh, oh...












2017年9月18日月曜日

Ciao!

はじめまして。
イタリア人のマーラ・ブローニャと申します(Mara Brogna)。

日本へ来てまもなく15年。
来日当初は右も左も日本語も全く分からず、そんな状態から結婚、二児の出産、育児と仕事に追われ、日々の生活をこなすのに精一杯の毎日を送ってきました。
必死に駆けてきた15年間でしたが、子供達も大きくなって多少時間の余裕が出てきたので、ブログを始めてみます。

よろしくお願いします。

Spero diventeremo buoni amici.

A presto.

                                     Mara

追記:
昨晩は台風の風がすごかったですね。怖くてほとんど眠れませんでした。
イタリアには台風は来ません。学校では習いましたが、実際に台風を経験したのは日本に来てからです。