2018年2月26日月曜日

クックパッド スタジオに行ってきました。

昨年11月のことですが、夫が日経新聞で面白い記事を見つけたと教えてくれました。
それは「誰でも簡単に料理動画が撮影できるスタジオ『cookpad studio』第1号店を12月10日(日)にオープン」というもので、専任スタッフの方が料理作りの撮影と編集を教えてくれ、その上、完成動画はクックパッドのサイトで公開でき、また個人のSNSへの投稿も可能、という夢のような内容でした。

スタジオで撮影するにあたり、まずはクックパッドにユーザー登録してレシピを公開する必要があるため、イタリアの定番料理「スカロッピーネ」をアップしました。
クックパッドのサイトでは、「レモンソースの鶏むね肉(スカロッピーネ)」というタイトルで、私のアカウント名は「マーラの食卓」です。



同時にクックパッドスタジオの利用を予約し、1月28日に行ってきました(ブログに書くまで時間があいちゃいました)。

場所は代官山駅から3分。

スタジオは洋館風の建物の地下一階です。

クックパッドスタジオの表札。

地下へ降りる階段。地下ですがとっても明るく、まさに素敵な空間への入り口でした。

中はとっても広く、手前は休憩コーナーで、奥がキッチン。
とにかく広いスペースでした。

スタジオのスタッフの方が、撮影のコツを分かりやすく教えてくれました。
10時から14時までの時間帯で予約しましたが、シンプルな料理だったので、撮影1時間、編集1時間で完了、と最初は思ってました。
・・・でも、撮影に2時間以上もかかってしまいました。初めてだったこともありますが、けっこうかかります。

カメラは iPad と連動しており、撮影直後に確認可能。

編集には iPad のアプリを使います。
とってもよくできたソフトで、使い方も分かりやすく、快適に編集できました.
・・・が、なかなか1分以内に収まらず、全て4倍速で、つなぎに不自然さがあってもカットし、なんとか1分以内に収めました。

こうしてでき上った料理動画、撮影後にクックパッド側でチェックされ、2月5日にクックパッドのサイトへ公開されたとの連絡がメールで届きました。
以下のURLでご覧になれます。

https://cookpad.com/recipe/4885275

オリーブオイルの種類のせいか、ソースの色づきがイマイチでした。


とっても素敵なスタジオで、楽しい体験をさせていただきました。
また応募しようと思います。

2018年2月3日土曜日

焼き野菜

先日アップした「とみずく農園」の有機野菜をオーブンで焼きました。
手前はカボチャで、奥の白とピンク色はカブ。
カブが苦手の夫も大絶賛でした。


こうしてオーブンで焼き上げます。
味付けはオリーブオイルと塩のみです。

タリアテッレのパスタに添えて、素材の味を堪能しました。色も楽しめます。

こうして素材の味や見た目を楽しむ点で、イタリア料理は日本の伝統料理と似ているところがあると思います。





2018年1月23日火曜日

雪で花壇が・・・

うちの花壇です。
お気に入りの植物を、冬の花 パンジー、ビオラ、シクラメンで囲んでます。

「セルシオ エンジェルウィングス」。不思議な程、真っ白な葉です。

対照的に、濃い紫色の葉でバラのような形をした、紫キャベツ「ガーデンルビー」です。

そして最近伸びてきたカロケファルス「プラチーナ」です。

全てこの秋に購入した植物です。
が・・・、



昨日、22日の大雪で一面が覆われました。

青系のスミレとパンジーを揃えた花壇も、

見事に雪一面・・・

外壁の上のプランターの花壇も、

全て雪・・・

南国の木であるオリーブ。
チプレッシーノ (Cipressino) は雪の重みで、悲しいほど幹と枝が下に垂れてました。

もちろん、雪はすぐに払いましたが。


コニファーのブルーアイス。雪には強いと思います。


ハナミズキ。
落葉樹って合理的なつくりなんですね。
葉っぱに積もった雪の重みで、枝が折れる心配がありません。


雪の写真は22日の晩、雪が降っている最中に撮影したものです。

生まれ故郷ピサでは、私の記憶では雪が降ったのは一度だけしかありません。
ですから雪を見ると、バカンスでのスキーを思い出します。

東京に来てから何度か大雪に遭遇しましたが、通勤の心配と同時に、楽しかったバカンスを思い出し、複雑な心境です。



23日の今日ですが、帰宅した時、幸いプランタの雪は解けてました。

だけど花壇の方は、花がまだ雪に覆われております。
花がちぎれないよう、そっと雪を払いましたが、全ては取り除けません。
明日、雪が全て解けることを願ってます。

アイスバーン、滑りますね。
転ばないよう気をつけましょう!

2018年1月22日月曜日

黒ひよこ豆と干しダラの生パスタ 黒ひよこ豆のスープ

今日は大雪でしたね。
電車が混雑して帰宅が大変でした。

本日は黒ひよこ豆と干しダラを使った生パスタを紹介します。

パスタは卵入り。ひし形にカットします。

黒ひよこ豆 (Ceci neri) はプーリア州産です。2017年秋のイタリア展に出店していた光が丘興産で購入しました。

ギリシア時代、ローマ時代から黒ひよこ豆を使った料理は地中海沿岸にあり、日常的に使われる食材の一つでした。
しかしながら、黒ひよこ豆は調理の前に水に2日間浸す必要があり、また煮るのも2時間かかります。
こうして手間が掛かることから、イタリアの伝統料理ですが家庭料理からは遠ざかっておりました。

でも最近イタリアでは、黒ひよこ豆の人気が再来しております。
黒ひよこ豆は「スローフード」が守る伝統料理の食材の一つでもあり、また食物繊維と鉄分が豊富なため、妊婦さんが摂取する食材の一つとしても人気です。

あと、色が黒いことから、最近流行っている「ブラックフード」の食材としても利用できるんじゃないでしょうか。

黒ひよこ豆のスープ。

明日は雪の影響で、引き続き交通が混乱しそうですね。
皆さんお気をつけてください。

2018年1月14日日曜日

とみずく農園の有機野菜でピザ

本日はピザについて。

先月ですが、無農薬の有機野菜をネットで検索していたところ、長野県佐久市のふるさと納税の返礼品として「とみずく農園」の有機野菜を発見しました。
その有機野菜が届きましたので、これらの野菜を使っていくつかのイタリア料理を作りました。

届いた野菜は、キャベツ、白菜、かぶ(白・赤)、人参、じゃがいも(きたあかり、紫、赤)、小松菜、ほうれん草、ブロッコリー、大根(白、紫)、玉ねぎ、下仁田ネギ、ゴボウ、カボチャ。
17品目もありました!

サイトによると、とみずく農園の園主は、大学卒業後に青年海外協力隊でアフリカのニジェール共和国で農業振興活動に従事し、その後サラリーマン経験を経て、Iターンで佐久市に移住。標高が1000m近くある高原地帯で小さな農園を一人で5年間営んできました、とのことです。
「青年海外協力隊でアフリカ」「Iターン」「一人で農園経営」、すごくバイタリティーのある方ですね。


まずはピザから。
とみずく農園の玉ねぎとブロッコリーを使用。

生地にトマトソースを塗り、ブロッコリー、玉ねぎ、アンチョビ、パルミジャーノ、モッツアレラをのせて、焼き上げます。

ブロッコリー・玉ねぎ・アンチョビのピザが完成。マルゲリータと一緒に。

野菜の味が濃くてとってもおいしい!
野菜がおいしいと、調味料やオイルで調整しなくても、おいしいピザができ上ります。


次はゴルゴンゾーラとルッコラのピザ(このルッコラはとみずく農園の栽培ではありません)。


トスカーナのサラミのピザ。


Pizza は、イタリア語では「ピッツァ」と発音します。日本では「ピザ」という発音が根付いたのは、おそらく日本でのピザはアメリカ経由で普及したからと思われます。

下記の東京ガスのサイト「え! ピザとピッツァって違うの!?」でも触れられてます。
   http://tg-uchi.jp/topics/3190

youtube でも、英語の間違った発音「Learn English - 15 wrongly pronounced words in English (English lessons for speaking)」で取り上げられてますね。
   https://www.youtube.com/watch?v=YTpZroijiI4

でも、最近は日本でもネットや広告で「ピッツァ」と書かれているのをよく目にします。

尚、「ピザ」という発音は、トスカーナでは私の故郷の町「Pisa」を意味しますので、ピザを食べると聞くと、ドキッとします。


べリタリアのピザの料理教室が、18日(木) 10時30分より開講します(HPはまだアップされておりませんが)。ワンデイレッスンとして会員以外の方も参加できますので、よろしければご参加ください。ピザの生地作りからレッスンします。


2018年1月8日月曜日

ほうれん草の生パスタ Paglia e fieno (麦と干し草)

本日は、ほうれん草を生パスタの生地に入れた料理を紹介します。

まずは、卵入りの生地 (pasta all'uovo) を伸ばします。


次に、ほうれん草の入った卵入りの生地を伸ばします。

それぞれの生地をカットして、タリアテッレ (tagliatelle) にします。

茹でて、トマトソースとパルミジャーノと絡めてできあがりです。

上記のように、卵入りパスタとほうれん草入りのパスタを合わせたパスタ料理を「Paglia e fieno (麦と干し草)」と言います。


生パスタは、卵入りパスタ pasta all'uovo と 卵が入っていないパスタがあります。
卵が入っていない生パスタの場合、通常はセモリナ粉を使います。

一般的にはイタリア中北部、エミリア・ロマーニャ州やトスカーナ州以北では、pasta all'uovo がよく料理されます。他方、イタリア中南部では、セモリナ粉の生パスタが一般的です。

このような違いは、それぞれの生産条件や社会条件に起因しております。
まず、セモリナ粉のメインの栽培地は南部であること。
卵入りパスタはそもそも保存期間が短く、暑い地方では更に短くなること。
また、昔は卵はぜいたく品だったため、当時の南部の住民になかなか手が届かなかったことも関係していると言われております(もちろん現在は卵はぜいたく品ではなく、イタリア全土で安価に手に入ります。日本と同じですね)。

本日は生パスタについて。
A presto!

2018年1月1日月曜日

2018年おめでとうございます!

新年、明けましておめでとうございます。
今日から2018年! 日本での生活も16年目。
時が経つ速さに驚いてます。

日時が相前後しちゃいますが、エミリア・ロマーニャ州で大みそかに食卓に並ぶ定番の一皿、コテキーノとレンズ豆の料理です (Cotechino con le lenticchie)。


トスカーナ州でも大みそかはこの料理が最もポピュラーです。
レンズ豆をお金に見立て、それをたくさん食べて金運アップで新年を迎えよう、という願いが込められてます。

こういった縁起を担ぐ料理、日本のおせち料理にもありますね。勝負運と金運を招く栗きんとんや、まめに働けることを願った黒豆等、福をもたらす料理に願いを託す点は、日本もイタリアも全く同じですね。



本日は元旦。
お正月飾りとして、以前に子供が近所の工作教室で作った門松を玄関に並べました。戌のタオルはべリタリアの生徒さんからいただいたものです。

戌年は安産の年のようですね。年齢的に本当の出産は厳しいですが、素敵な活動を生み出す年にしたいです。

Felice Anno Nuovo!