2018年1月8日月曜日

ほうれん草の生パスタ Paglia e fieno (麦と干し草)

本日は、ほうれん草を生パスタの生地に入れた料理を紹介します。

まずは、卵入りの生地 (pasta all'uovo) を伸ばします。


次に、ほうれん草の入った卵入りの生地を伸ばします。

それぞれの生地をカットして、タリアテッレ (tagliatelle) にします。

茹でて、トマトソースとパルミジャーノと絡めてできあがりです。

上記のように、卵入りパスタとほうれん草入りのパスタを合わせたパスタ料理を「Paglia e fieno (麦と干し草)」と言います。


生パスタは、卵入りパスタ pasta all'uovo と 卵が入っていないパスタがあります。
卵が入っていない生パスタの場合、通常はセモリナ粉を使います。

一般的にはイタリア中北部、エミリア・ロマーニャ州やトスカーナ州以北では、pasta all'uovo がよく料理されます。他方、イタリア中南部では、セモリナ粉の生パスタが一般的です。

このような違いは、それぞれの生産条件や社会条件に起因しております。
まず、セモリナ粉のメインの栽培地は南部であること。
卵入りパスタはそもそも保存期間が短く、暑い地方では更に短くなること。
また、昔は卵はぜいたく品だったため、当時の南部の住民になかなか手が届かなかったことも関係していると言われております(もちろん現在は卵はぜいたく品ではなく、イタリア全土で安価に手に入ります。日本と同じですね)。

本日は生パスタについて。
A presto!

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