2017年12月24日日曜日

子供たち自作のクリスマスケーキ

12月5日のブログで話しましたが、イタリアではパネットーネ (Panettone) やパンドーロ (Pandoro) などが、伝統的なクリスマスのスイーツ。
ですがここは日本。やはり子供にとってはイチゴのケーキがクリスマスケーキなようで、毎年自分たちで作ってます。


今年はけっこう凝りました。
上の子が図面を作成して、パーツをカット。下の子がそのパーツに合わせてクッキーの生地を型取りしていきます。





クッキーのおうちが乗ったかわいいケーキができました。


生クリームが足りないのは、ケーキを作っている間、子供たちがたくさんつまみ食いしちゃったから。
でも、お菓子を作りながらのつまみ食いはとっても美味しくて楽しい瞬間! 
私も子供の頃、つまんでましたね!

Buon Natale !













2017年12月18日月曜日

クリスマスイヴのメニュー ~べリタリアの料理教室~

12月15日にべリタリアで開催した料理のレッスンです。
この日のレギュラーコース、生徒さんが料理の写真を撮ってくれたので、紹介します。

12月15日は10月コースの3回目、テーマは Menu della Vigilia di Natale 「クリスマスイヴのメニュー」。

http://www.bellitalia.jp/cooking/mara/


前菜は2種類のビーニェ「Bigne salati due gusti」。 
ビーニェはシュークリームの皮のような生地です。

トレビツとリコッタのカンネローニ「Cannelloni al radicchio e ricotta」。
カンネローニはパスタです。

クリスマスのウナギ料理とポレンタ「Anguilla di Natale con polenta」。
このブログで先日取り上げたウナギ料理です。


レッスン中は手をたくさん動かします。


イタリアでは、クリスマスイヴの食卓に肉料理は上がりません。
だからこのレッスンの料理は3種類、全て「魚」を使ってます。











2017年12月5日火曜日

パネットーネ

勤務先べリタリアでの料理教室で、11月30日(木)はパネットーネ (Panettone) をテーマにしました。



http://www.bellitalia.jp/cooking/mara/


元々はミラノにおけるクリスマス用のお菓子でしたが、今はイタリア全土でクリスマス用のお菓子として食卓に登場します。

毎年、秋にミラノやローマでパネットーネのコンテストがあります。伝統的なパネットーネの部門やオリジナルなパネットーネの部門があり、お菓子職人達が腕を振るって競い合います。


パネットーネの生地はとっても手間と時間がかかります。
天然酵母を使用し、1回目の発酵は14時間。
その後、手を加えて1時間半発酵。そのまた後に手を加えて15分発酵。これを2回繰り返します。


第2段階として、オーブンの中で、温度を28度に設定し湿度が高い状態で7時間発酵させます。
最後に通常の室内の温度と湿度の中で1時間寝かせます。
その後、仕上げとして十字の切込みを入れます。
そうしてやっと、オーブンに入れて焼きます。

焼き上がった後、逆さにして12時間吊るし、完了です。


こうして手間を掛けて作り上げた生地は、独特の食感があります(日本のケーキやパンにはない食感かもしれません)。


イタリアでは、パネットーネを規定した法律があります。
この法律の条文を満たした材料と作り方、形でないと、店頭でパネットーネとして販売することはできません。


https://nam04.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.ambientediritto.it%2FLegislazione%2Fconsumatori%2F2005%2Fdm%252022lug2005.htm&data=02%7C01%7C%7Cd67b13e9284f4478a85708d53be465ca%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C636480774495802870&sdata=ukvsCvxCFs84%2FvfKxkXue3XvAZjC9o6R0PwR7H76654%3D&reserved=0


イタリアでは、クリスマスと言えばパネットーネ。クリスマスに家族が集まった時に必ずあるお菓子です。
とっても手間がかかるお菓子のため、お菓子屋さんで購入する場合が多いのですが、最近は自家製のパネットーネに挑戦する家庭が増えているようです。