新年、明けましておめでとうございます。
今日から2018年! 日本での生活も16年目。
時が経つ速さに驚いてます。
日時が相前後しちゃいますが、エミリア・ロマーニャ州で大みそかに食卓に並ぶ定番の一皿、コテキーノとレンズ豆の料理です (Cotechino con le lenticchie)。
トスカーナ州でも大みそかはこの料理が最もポピュラーです。
レンズ豆をお金に見立て、それをたくさん食べて金運アップで新年を迎えよう、という願いが込められてます。
こういった縁起を担ぐ料理、日本のおせち料理にもありますね。勝負運と金運を招く栗きんとんや、まめに働けることを願った黒豆等、福をもたらす料理に願いを託す点は、日本もイタリアも全く同じですね。
本日は元旦。
お正月飾りとして、以前に子供が近所の工作教室で作った門松を玄関に並べました。戌のタオルはべリタリアの生徒さんからいただいたものです。
戌年は安産の年のようですね。年齢的に本当の出産は厳しいですが、素敵な活動を生み出す年にしたいです。
Felice Anno Nuovo!

2018年1月1日月曜日
2017年12月24日日曜日
子供たち自作のクリスマスケーキ
12月5日のブログで話しましたが、イタリアではパネットーネ (Panettone) やパンドーロ (Pandoro) などが、伝統的なクリスマスのスイーツ。
ですがここは日本。やはり子供にとってはイチゴのケーキがクリスマスケーキなようで、毎年自分たちで作ってます。
今年はけっこう凝りました。
上の子が図面を作成して、パーツをカット。下の子がそのパーツに合わせてクッキーの生地を型取りしていきます。
クッキーのおうちが乗ったかわいいケーキができました。
生クリームが足りないのは、ケーキを作っている間、子供たちがたくさんつまみ食いしちゃったから。
でも、お菓子を作りながらのつまみ食いはとっても美味しくて楽しい瞬間!
私も子供の頃、つまんでましたね!
Buon Natale !
ですがここは日本。やはり子供にとってはイチゴのケーキがクリスマスケーキなようで、毎年自分たちで作ってます。
今年はけっこう凝りました。
上の子が図面を作成して、パーツをカット。下の子がそのパーツに合わせてクッキーの生地を型取りしていきます。
クッキーのおうちが乗ったかわいいケーキができました。
生クリームが足りないのは、ケーキを作っている間、子供たちがたくさんつまみ食いしちゃったから。
でも、お菓子を作りながらのつまみ食いはとっても美味しくて楽しい瞬間!
私も子供の頃、つまんでましたね!
Buon Natale !
2017年12月18日月曜日
クリスマスイヴのメニュー ~べリタリアの料理教室~
12月15日にべリタリアで開催した料理のレッスンです。
この日のレギュラーコース、生徒さんが料理の写真を撮ってくれたので、紹介します。
12月15日は10月コースの3回目、テーマは Menu della Vigilia di Natale 「クリスマスイヴのメニュー」。
http://www.bellitalia.jp/cooking/mara/
前菜は2種類のビーニェ「Bigne salati due gusti」。
ビーニェはシュークリームの皮のような生地です。
トレビツとリコッタのカンネローニ「Cannelloni al radicchio e ricotta」。
カンネローニはパスタです。
クリスマスのウナギ料理とポレンタ「Anguilla di Natale con polenta」。
このブログで先日取り上げたウナギ料理です。
レッスン中は手をたくさん動かします。
イタリアでは、クリスマスイヴの食卓に肉料理は上がりません。
だからこのレッスンの料理は3種類、全て「魚」を使ってます。
この日のレギュラーコース、生徒さんが料理の写真を撮ってくれたので、紹介します。
12月15日は10月コースの3回目、テーマは Menu della Vigilia di Natale 「クリスマスイヴのメニュー」。
http://www.bellitalia.jp/cooking/mara/
前菜は2種類のビーニェ「Bigne salati due gusti」。
ビーニェはシュークリームの皮のような生地です。
トレビツとリコッタのカンネローニ「Cannelloni al radicchio e ricotta」。
カンネローニはパスタです。
クリスマスのウナギ料理とポレンタ「Anguilla di Natale con polenta」。
このブログで先日取り上げたウナギ料理です。
レッスン中は手をたくさん動かします。
イタリアでは、クリスマスイヴの食卓に肉料理は上がりません。
だからこのレッスンの料理は3種類、全て「魚」を使ってます。
2017年12月5日火曜日
パネットーネ
勤務先べリタリアでの料理教室で、11月30日(木)はパネットーネ (Panettone) をテーマにしました。
http://www.bellitalia.jp/cooking/mara/
元々はミラノにおけるクリスマス用のお菓子でしたが、今はイタリア全土でクリスマス用のお菓子として食卓に登場します。
毎年、秋にミラノやローマでパネットーネのコンテストがあります。伝統的なパネットーネの部門やオリジナルなパネットーネの部門があり、お菓子職人達が腕を振るって競い合います。
パネットーネの生地はとっても手間と時間がかかります。
天然酵母を使用し、1回目の発酵は14時間。
その後、手を加えて1時間半発酵。そのまた後に手を加えて15分発酵。これを2回繰り返します。
第2段階として、オーブンの中で、温度を28度に設定し湿度が高い状態で7時間発酵させます。
最後に通常の室内の温度と湿度の中で1時間寝かせます。
その後、仕上げとして十字の切込みを入れます。
そうしてやっと、オーブンに入れて焼きます。
こうして手間を掛けて作り上げた生地は、独特の食感があります(日本のケーキやパンにはない食感かもしれません)。
イタリアでは、パネットーネを規定した法律があります。
この法律の条文を満たした材料と作り方、形でないと、店頭でパネットーネとして販売することはできません。
https://nam04.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.ambientediritto.it%2FLegislazione%2Fconsumatori%2F2005%2Fdm%252022lug2005.htm&data=02%7C01%7C%7Cd67b13e9284f4478a85708d53be465ca%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C636480774495802870&sdata=ukvsCvxCFs84%2FvfKxkXue3XvAZjC9o6R0PwR7H76654%3D&reserved=0
イタリアでは、クリスマスと言えばパネットーネ。クリスマスに家族が集まった時に必ずあるお菓子です。
http://www.bellitalia.jp/cooking/mara/
元々はミラノにおけるクリスマス用のお菓子でしたが、今はイタリア全土でクリスマス用のお菓子として食卓に登場します。
毎年、秋にミラノやローマでパネットーネのコンテストがあります。伝統的なパネットーネの部門やオリジナルなパネットーネの部門があり、お菓子職人達が腕を振るって競い合います。
パネットーネの生地はとっても手間と時間がかかります。
天然酵母を使用し、1回目の発酵は14時間。
その後、手を加えて1時間半発酵。そのまた後に手を加えて15分発酵。これを2回繰り返します。
第2段階として、オーブンの中で、温度を28度に設定し湿度が高い状態で7時間発酵させます。
最後に通常の室内の温度と湿度の中で1時間寝かせます。
その後、仕上げとして十字の切込みを入れます。
そうしてやっと、オーブンに入れて焼きます。
焼き上がった後、逆さにして12時間吊るし、完了です。
こうして手間を掛けて作り上げた生地は、独特の食感があります(日本のケーキやパンにはない食感かもしれません)。
イタリアでは、パネットーネを規定した法律があります。
この法律の条文を満たした材料と作り方、形でないと、店頭でパネットーネとして販売することはできません。
https://nam04.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.ambientediritto.it%2FLegislazione%2Fconsumatori%2F2005%2Fdm%252022lug2005.htm&data=02%7C01%7C%7Cd67b13e9284f4478a85708d53be465ca%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C636480774495802870&sdata=ukvsCvxCFs84%2FvfKxkXue3XvAZjC9o6R0PwR7H76654%3D&reserved=0
イタリアでは、クリスマスと言えばパネットーネ。クリスマスに家族が集まった時に必ずあるお菓子です。
とっても手間がかかるお菓子のため、お菓子屋さんで購入する場合が多いのですが、最近は自家製のパネットーネに挑戦する家庭が増えているようです。
2017年11月27日月曜日
イタリアのウナギ料理
ウナギはイタリア料理でも定番メニューです。
今回は三種類の味付けで料理してみました。
私の勤務先、べリタリアの料理教室でも、以前からイタリアンのウナギ料理を教えてほしいとの声が挙がっていたため、予行練習として日本のウナギで料理してみました。
ウナギは大阪のウナギ専門店、東部川徳からネットで調達。身が引き締まった、しっかりしたウナギが届きました。さすが専門店です。
イタリアには、ウナギがクリスマス・イブの伝統料理となっている地域があります。
私が生まれ育ったピサでは異なりますが、ナポリがあるカンパーニャ州ではウナギはクリスマス・イブの伝統料理で、一緒に住んでいたナポリ近郊出身の私の祖母は、毎年クリスマス・イブにはウナギ料理を作ってくれました。
イタリア語でウナギは Anguillaですが、クリスマス・イブの料理には、丸々と太ったメスのウナギ Capitone を使います。
私が9歳の頃、クリスマス・イブの前日に生きたウナギを買いましたが、そのウナギが夜中に桶から逃げ出しました。
ちょうど廊下を歩いていた私は、暗闇で床を這う巨大なヘビのような生き物に遭遇し、恐怖で大声で叫びました。
ウナギと聞くと、どうしてもあの時の恐怖を思い出しちゃいます。
今回は三種類の味付けで料理してみました。
ウナギは大阪のウナギ専門店、東部川徳からネットで調達。身が引き締まった、しっかりしたウナギが届きました。さすが専門店です。
イタリアには、ウナギがクリスマス・イブの伝統料理となっている地域があります。
私が生まれ育ったピサでは異なりますが、ナポリがあるカンパーニャ州ではウナギはクリスマス・イブの伝統料理で、一緒に住んでいたナポリ近郊出身の私の祖母は、毎年クリスマス・イブにはウナギ料理を作ってくれました。
イタリア語でウナギは Anguillaですが、クリスマス・イブの料理には、丸々と太ったメスのウナギ Capitone を使います。
私が9歳の頃、クリスマス・イブの前日に生きたウナギを買いましたが、そのウナギが夜中に桶から逃げ出しました。
ちょうど廊下を歩いていた私は、暗闇で床を這う巨大なヘビのような生き物に遭遇し、恐怖で大声で叫びました。
ウナギと聞くと、どうしてもあの時の恐怖を思い出しちゃいます。
2017年11月14日火曜日
柿と栗のお菓子 Necci con cachi
Necci とは、栗の粉で作った生地でリコッタチーズを挟んだ、トスカーナの伝統的なお菓子です。
今回、今が旬の果物「柿」を挟んだNecci を作りました。
Cachi の発音はカキ、日本語の柿と同じです。これは柿が日本からイタリアに伝わったことに由来します。Cachi は複数形の扱いとなり、単数形は Caco、o (オ) で終わるので、男性名詞です。
尚、イタリア語では果物は一般的に女性名詞です。
秋を味わう、栗と柿のお菓子です。
今回、今が旬の果物「柿」を挟んだNecci を作りました。
Cachi の発音はカキ、日本語の柿と同じです。これは柿が日本からイタリアに伝わったことに由来します。Cachi は複数形の扱いとなり、単数形は Caco、o (オ) で終わるので、男性名詞です。
尚、イタリア語では果物は一般的に女性名詞です。
秋を味わう、栗と柿のお菓子です。
2017年11月7日火曜日
バルサミコ酢とコンディメント
素敵なコンディメント (Condimento) を紹介します。
「Acetaia Picci Riserva Quarto Barile」というコンディメントで、先述したイタリア展で購入しました。ラポルティというお店で、ネットの店舗で販売されております。
バルサミコ酢とは異なりますが似ており、好みに応じてバルサミコ酢の代わりに使用できます。

上記写真の製品は、レッジョ・エミリア地区で生産されたコンディメントで、熟成10年ものです。ラポルティのリンク先に詳細が説明されておりますが、原料は葡萄ジュースのみでビネガーが入っておりません。そのため酸味が弱く、ブドウの香りをじっくりと楽しめます。
※下記のリンク先の2ページ目の最後の方、第3項の生産地区 (Zona di produzione) の項目に、バルサミコ酢 Aceto Balsamico di Modena の生産地の定義があります。
file:///C:/Users/takay/Downloads/Normativa-IGP-La-Bonissima.pdf
=引用始=
Art. 3.
Zona di produzione
La produzione dell’«Aceto Balsamico di Modena» deve essere effettuata nel territorio amministrativo delle province di Modena e Reggio Emilia.
=引用終=
バルサミコ酢とコンディメント、イタリアのエミリア・ロマーニャ州の特産品で、独特の味わいがあります。イタリア料理には頻繁に使用されます。このブログでもバルサミコ酢を使用したイタリア料理をアップしていきますね!
「Acetaia Picci Riserva Quarto Barile」というコンディメントで、先述したイタリア展で購入しました。ラポルティというお店で、ネットの店舗で販売されております。
バルサミコ酢とは異なりますが似ており、好みに応じてバルサミコ酢の代わりに使用できます。

上記写真の製品は、レッジョ・エミリア地区で生産されたコンディメントで、熟成10年ものです。ラポルティのリンク先に詳細が説明されておりますが、原料は葡萄ジュースのみでビネガーが入っておりません。そのため酸味が弱く、ブドウの香りをじっくりと楽しめます。
バルサミコ酢の生産地はエミリア・ロマーニャ州のモデナ地区 (Modena) とレッジョ・エミリア地区 (Reggio Emilia) のみ。
メジャーなのはモデナ地区生産のバルサミコ酢です。
メジャーなのはモデナ地区生産のバルサミコ酢です。
このバルサミコ酢、Tradizionale の場合は、それぞれの生産地が記載されております。
※Tradizionale となるには12年以上の熟成が必要です。
Aceto Balsamico Tradizionale di Modena
Aceto Balsamico Tradizionale di Reggio Emilia
ただし、Aceto Balsamico di Modena と記載されているバルサミコ酢の場合は、実は生産はモデナ地区だけではなく、レッジョ・エミリア地区も含みます。また、製造にあたり、ビネガーが加えられます。
※下記のリンク先の2ページ目の最後の方、第3項の生産地区 (Zona di produzione) の項目に、バルサミコ酢 Aceto Balsamico di Modena の生産地の定義があります。
file:///C:/Users/takay/Downloads/Normativa-IGP-La-Bonissima.pdf
=引用始=
Art. 3.
Zona di produzione
La produzione dell’«Aceto Balsamico di Modena» deve essere effettuata nel territorio amministrativo delle province di Modena e Reggio Emilia.
=引用終=
バルサミコ酢とコンディメント、イタリアのエミリア・ロマーニャ州の特産品で、独特の味わいがあります。イタリア料理には頻繁に使用されます。このブログでもバルサミコ酢を使用したイタリア料理をアップしていきますね!
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